元職人が教える!人工芝の6つのデメリットと「後悔しない」ための回避策

「人工芝は手入れ不要で、最高ですよ!」

ハウスメーカーの営業マンやホームセンターの店員さんから、このような言葉を聞いて、人工芝の導入を検討される方は多いです。

ただ、元・人工芝職人として、現場で数百件の庭を作ってきた私からすると、「良いことだけ」を信じて施工するのは、ちょっと待ってください。

管理人

どんなに優れた商品にも、必ず「弱点」があります。それを知らずに施工するのと、知って対策してから施工するのとでは、数年後の満足度が段違いです。

私はもう職人を辞めた身。業界のしがらみは一切ありません。

だからこそ今回は、皆さんが後悔しないように、プロがあまり言いたがらない「人工芝の弱点」と、それをカバーする「上手な付き合い方」を正直にお話ししようと思います。

目次

【ぶっちゃけ】人工芝のデメリット・弱点はこれ!

まずは、私が現場で実際に見てきた「施主さんが気にされていたポイント」を包み隠さずご紹介します。

管理人

ただ、ここで紹介するデメリットは「知っていれば対策できること」ばかりですので、安心してくださいね。

初期費用がかかる

まず、人工芝は天然芝に比べると、「初期費用」がかかります

天然芝なら数万円で済みますが、人工芝を施工しようとすると、材料費や工事費でまとまった金額が必要です。

「ただ芝を敷くだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、実は費用の大半は「見えない下地作りにかかっています。

この下地作りを丁寧におこなうことが、きれいな人工芝を長く保つための「必要経費」ともいえます。

夏場は「表面温度」が高くなる

人工芝は主にプラスチック系の素材でできているので、真夏の直射日光を浴び続けると、表面温度が高くなります

このため、真夏日の昼間に、人工芝の上を裸足で歩くのは避けたほうが良いです。

ただ、解決策は簡単です。人工芝の上で遊ぶ前に、お水をサッと撒いてあげてください。

管理人

そうすれば、気化熱で一気に表面温度が下がり、快適に遊べるようになりますよ。

また、最近は遮熱性能のある人工芝も売っているので、機能付きの製品を選べば、そこまで気にはなりません。

バーベキューをするときは注意が必要

「庭でBBQ」は憧れかもしれませんが、人工芝の上で直火はNGです。

芝に火がついて、燃え広がることは滅多にありませんが、熱い炭が落ちるとその部分の芝が溶けて、黒く固まってしまいます。

もちろん、絶対にBBQができないわけではありません。

ホームセンターなどで売っている「防火シート」や「木の板」をコンロの下に敷けば、問題なく楽しめます。

管理人

少し工夫すれば、問題なくバーベキューを楽しめますよ!あとは、「防炎認定」を受けている人工芝を選べば完璧です。

経年劣化で「パイル倒れ」が起きる

毎日人が歩く場所は、どうしても芝(パイル)が寝てしまいがちです

ただ、これも人工芝の選び方次第で解決できます。

ホームセンターで売っているような安価なものは数年でヘタりますが、プロが使う「形状記憶加工」された高密度な人工芝なら、ブラッシングなどの手入れで長く美しい状態を保てます。

管理人

ちなみに、幼稚園や保育園で人工芝の施工をするときは、芝が太くて耐久力があるものを使います。

そういう人工芝だと、毎日20人以上の園児が走り回っても、ちょっとやそっとじゃヘタれません。

一般のご家庭では、そこまで芝が太いものを選ぶ必要はありませんが、少しでも耐久力が高いものにすると、きれいな景観を保ちやすいですよ!

意外と「掃除」は必要

人工芝は「手入れ不要」がウリですが、完全に放置でOKというわけではありません

落ち葉が積もればホウキで掃く必要がありますし、ジュースをこぼせば水洗いが必要です。

管理人

とはいえ、天然芝のような「夏の草刈り」や「冬の枯れ草処理」に比べれば、圧倒的に楽です。

施工が甘いと継ぎ目が目立つし雑草も生える

「DIY」や「人工芝に不慣れな業者」による施工だと、正しくジョイントができず、継ぎ目が目立ちます

そうすると、景観が悪くなるだけではなく、隙間から雑草が生えてきます。

また、下地処理の甘さから表面がすぐにデコボコになって、水溜りができたりする原因にもなってしまうんです。

管理人

業界にいたときは、「意外と、人工芝の施工に不慣れな職人が多いなぁ。それで人工芝の依頼を受けてきちゃうのか……」と感じることが多かったです。

せっかく依頼するなら、「本業の片手間に副業でやってる人」ではなく、「専業の人工芝職人」にお願いするようにしましょう。

きれいな人工芝の庭を作りたいなら「DIY」と「格安業者」はやめとけ

最近はDIYで人工芝を敷く方も増えています。

「費用を安く抑えられる」というのは、DIYの最大のメリットですよね。

ただ、もしあなたが「何年経ってもきれいな庭」を目指したいなら、DIYよりもプロに依頼することを強くおすすめします

管理人

実は、私が現役の頃、「自分でやったけど、失敗したのでやり直してほしい」というご相談は、本当によくいただいていました。

DIYで施工を失敗してしまう原因のほとんどは、「下地作り」にあります。

DIYだと、どうしても転圧(土を固める作業)が甘くなりがちで、雨が降ると水たまりができたり、強い雑草がシートを突き破って出てきたりします。

その点、プロは専用の機械でガチガチに地面を固めるので、こうしたトラブルを未然に防ぐことが可能です。

もしDIYで失敗して「やっぱり業者に頼もう」となった場合は、費用が余計にかかってしまいます

これは、一度敷いた人工芝を剥がして、下地を一から作り直す必要があるからです。

「安く済ませようとしてDIYしたけど、最初からプロに頼めばよかった……」

そんな後悔をしてほしくないからこそ、長く使う庭なら、最初からプロにお任せするのが一番の近道だと私は本気で思っています。

管理人

ただ、残念ながらプロのなかでも安かろう悪かろうの傾向はあるので、「腕のいい」業者選びがポイントです!

それでも元職人の私が、自宅の庭を人工芝にした理由

「いろいろと注意点があるんだな……」

ここまで記事を読んでいただき、このように思われたかもしれませんが、実は私の自宅の庭は「人工芝」です

なぜ私が、職人として弱点を知り尽くしたうえで、人工芝を選んだのか。

それは、ここまで紹介したデメリットを遥かに上回る、次のようなメリットがあるからです。

蚊やダンゴムシ、バッタなどの虫が激減する
土埃が立たず、洗濯物や車が汚れない
雨上がりでも、子どもが泥だらけにならずに遊べる

そして何より、庭を人工芝にすると、夏場の「草むしり」という重労働から解放されます。これがあまりにもデカいです。

週末の貴重な休み、大汗をかいて雑草を抜く時間があるのなら、私はその時間を子どもと過ごしたいと考え、庭を人工芝にしました。

管理人

人工芝は、初期費用こそかかりますが、未来の「快適な時間」をお金で買ったと思えば、決して高い買い物ではありません。

失敗したくないなら「どこに頼むか」で決まる

人工芝の庭づくりが成功するかどうかは、実は「業者選び」で9割決まるといっても過言ではありません。

技術の低い業者に頼むと、雑な継ぎ目の処理で景観が悪い庭になり、人工芝の間から雑草が生えてきてしまうこともあります。

逆に技術の高い業者に頼めば、「継ぎ目がどこにあるかわからないほど美しく、雑草も生えてこない」という、理想の庭が手に入ります。

管理人

安さだけで判断せず、納得のいく業者選びをして、後悔のない快適な人工芝ライフを手に入れてくださいね。

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