「庭をドッグランにして、愛犬を思いっきり走らせてあげたい!」
「でも、人工芝って犬の足に悪くないのかな?夏は熱そうだし、オシッコの臭いも心配……」
もしあなたが、愛犬のために庭のリフォームを考えているのなら、この心配は正しいです。
私は元職人として、これまで数多くのドッグラン施工に関わってきました。
だからこそ断言しますが、犬用の人工芝選びは、人間用よりはるかにシビアなんです。
でも、ご安心ください。正しい知識を持っていれば、人工芝は愛犬にとって最高の遊び場になります。今回は、元職人の視点から「庭の人工芝ドッグランの正しい知識」をお伝えします。
愛犬に人工芝はアリかナシか?元職人の答えは「超アリ」

結論から言うと、犬にとって人工芝は「最高の環境」です!
人工芝の庭は、天然芝や土の庭に比べて、飼い主にとってもワンちゃんにとってもメリットが大きいです。
泥汚れから解放されて、ドッグラン後の足拭きが激減する

人工芝のメリットは、庭で遊ばせても愛犬が汚れないことです。
「お庭で遊ばせた後、足を拭く(洗う)のが大変」
「土や砂で体毛がゴワゴワになった」
という経験はありませんか?
ドッグラン後の「足拭き(洗い)タイム」がなくなれば、毎回のストレスが激減します。
お腹周りの毛に土ぼこりがつくこともないので、シャンプーの頻度も抑えられますよ。
蚊・ダニ・ノミなどの「虫トラブル」が減る

土や天然芝だと、どうしても蚊やダニ、ノミが発生しやすくなります。
人工芝にして下地を防草シートで覆ってしまえば、隠れ家がなくなって、虫が発生しづらくなります。
人目線でも、これらの虫は出ないほうが嬉しいですよね。
愛犬の健康を守るという意味でも、衛生的な人工芝はおすすめです。
クッション性が高いから、犬の足腰にも優しい

高品質な人工芝はクッション性が高いので、着地の衝撃を吸収してくれます。
元気に走り回る子犬はもちろん、足腰が弱ってきた老犬の日向ぼっこスペースとしても最適です。
「裸足になって、愛犬と一緒にフカフカの芝生でゴロゴロ……」
人工芝にすれば、こんなすてきな休日の過ごし方もできますよ。
うちの場合は雨の日や時間のないとき、散歩の代わりにお庭ドッグランで遊んでいます!
ただし、愛犬のために「人工芝の3つの弱点」は知っておくべき
人工芝のドッグランは、いいことばかりではありません。
導入する前に、必ず知っておくべき「弱点」もあります。
夏場は表面温度の上昇に注意

人工芝の最大の弱点は、「熱」です。
真夏の炎天下では、表面温度がコンクリートと同様に60度を超えることもあります。
人間は靴を履いているから平気でも、裸足の犬にとっては鉄板の上を歩くようなものです。何も対策をしていないと、ワンちゃんが肉球を火傷してしまうかもしれません。
ただ、遮熱人工芝にしたり、打ち水をしたりといった対策さえしておけば、何も問題はありませんよ。
対策しないと「オシッコの臭い」が染み付く

犬が庭でトイレをする場合、オシッコが地面に染み込まず、人工芝に残ってしまうことがあります。これが乾くと、アンモニア臭が発生します。
特に水はけが悪い庭だと、夏場にモワッとした悪臭が漂うことになって最悪です……。
余談ですが、ドッグラン工事の下地で山砂を使うと、臭いが付いてひどいことになります。
そもそも、山砂をいくら転圧しても固まるわけがないので、すぐにデコボコになってしまいます。
そんな山砂ですが、意外と何も考えずに使ってしまう業者が多いんですよね……。
安物は犬の爪と走り込みで「瞬殺」される

ホームセンターの安い人工芝は、犬のダッシュや急停止に耐えられません。
爪で芝葉が引きちぎられたり、すぐにペチャンコに倒れたりして、あっという間にボロボロになってしまいます。
安物の人工芝は、愛犬の足にも良くありません。
後悔しない「人工芝ドッグラン」を作るための3つの鉄則
先ほど紹介した弱点を踏まえ、人工芝のドッグラン作りで失敗しないための鉄則を3つにまとめました。
- 「抗菌・防臭・遮熱」機能は絶対にケチらない
- 芝丈は「30mm前後」の人工芝を選ぶ
- 「下地の水はけ」にこだわる
この3つさえ守れば、快適なドッグランが作れます!
「抗菌・防臭・遮熱」機能は絶対にケチらない

ドッグランに使うのは、普通の人工芝ではなく、必ず「機能付き」のものを選んでください。
特に「遮熱機能」は必須です。人工芝に特殊な加工が施されていて、表面温度の上昇を抑えてくれます。
さらに「抗菌・防臭加工」がされているものなら、菌の繁殖を抑えてオシッコの臭いを軽減できます。
これらの機能が付いているかどうかは、販売店に問い合わせてしまうのが、一番手っ取り早いです。
ここでケチって安物の人工芝にすると、後で絶対に後悔します。少し高くても、機能性重視で選ぶようにしましょう。
芝丈は「30mm前後」の人工芝を選ぶ

芝丈は、30mmくらいがベストです。
40mmほどの長いものだと、ウンチが芝に絡まって掃除が大変になります。逆に、20mm以下くらいの短い芝葉だと、クッション性がなくて犬の足腰への負担が大きいです。
また、「芝葉の太さ」は細すぎるものは避けましょう。すぐにヘタってしまいます。
「下地の水はけ」にこだわる

いくら高い「防臭機能付きの人工芝」を買っても、その下の地面の水はけが悪かったら意味がありません。
オシッコが流れずに溜まってしまえば、そこはただの不衛生な水たまりになります。
ドッグランを作るなら、下地の勾配を完璧につけて、水がスムーズに流れるようにしなくてはいけません。
正直、勾配を計算して下地を作るのはDIYでは難しいので、プロに任せることをおすすめします。
オシッコとウンチの処理はどうする?

人工芝のドッグランは、手入れも簡単です。
犬がオシッコをしたら、ホースでたっぷりと水を撒いて、土の下まで流し切るイメージで洗えばOKです!
特に夏場は臭いが出やすいので、少し多めに流してあげましょう。
ウンチは取り除いた後、少し濡らしたティッシュなどで拭き取れば、きれいになります。
あとは、犬が走り回るコースは、どうしても芝が寝てしまいます。
その部分は、たまにデッキブラシなどで逆立てるようにブラッシングしてあげると、フカフカ感が復活して長持ちしますよ。
大事な家族のために、施工はプロに任せるのが正解

最後に言わせてください。
愛犬は、大事な家族です。
もしDIYで施工して、地面に釘が出ていたり、防草シートの固定が甘くて足が引っかかったりしたら、大怪我につながります。
それに、水はけが悪くて不衛生な環境になれば、皮膚病のリスクもあります。
だからこそ、ドッグランだけは「プロ」に任せるべきなんです。
怪我や病気の不安がない、最高の遊び場を作れるのはプロの技術があってこそです。
あなたの大事な家族のために、まずは納得のいく業者選びから一歩を踏み出してみませんか?
